・子宮頚がんワクチンを接種しよう
子宮がんの中で、頚部にできるがんはヒトパピローマウィルス(HPV)感染によって起こる病気とわかっています。従って子宮頚がんの大部分はヒトパピローマウィルス(HPV)ワクチンによって防ぐことができます。
このワクチンは定期接種(国が必要と決めて無料で接種できる)ですが、過去にけいれんや痛みが出る副作用が報道されて、現在は渋谷区など自治体から接種しましょう、というお知らせが来ません。
しかし、副作用と報道された殆どの例でワクチンとの因果関係はないと考えられています。また、海外でも安全性は確認されています。
フィンランドでは、既にHPVワクチン接種で、HPV関連のガン予防効果が証明されました。
非常に重要なワクチンであるにも関わらず、上記の情報が行き渡らないために、日本では接種する人が激減しました。
現在でも女児70人に1人が将来子宮頚がんを発症します。HPVは感染し易いので、今後は更に子宮頚がんを発症する確率が高くなります。
当院ではお子さんの将来のために、子宮頚がん予防のHPVワクチン接種を強くお勧めします。小学校6年生から高校1年生の女児が接種対象で、合計3回の接種が必要です。高校2年生から有料です。
もっと詳しく知りたい方は、こちら(YOKOHAMA HPV PROJECT)を参照ください。
たからぎ医院